2003年07月20日
ブナの登山道が素晴らしい 「大座礼(おおざれ)山」  (標高 1,587m)
赤石山系、石鎚山系の山々を一応踏破した私は高知県側の山を探る。 ン?聞きなれない名前のブナの木で有名な山が・・・・・
この大座礼山は高知県にあり、7月20日朝 故郷 新居浜よりマイントピアへの通い慣れた道を大永トンネルを越え別子山村に
入り、銅山川沿いを中7番、日浦、南光院を経て筏津(いかだづ)」へ。筏津山荘への橋を南に渡り早明浦(さめうら)ダムへ注ぐ
大北川への県道6号線山道に入る。

20分くらい舗装がしてある細い道を進むと峠を越える。峠の左右は岩が崩れ落ちてガレ場となっていた。峠を少し下がると道が
ヘアピンカーブしておりその角に車が数台止まっている。ここから工事中の道が右側に上っている。ここに大座礼山登山口があった。
 
         大座礼山登山口         緑のマイナスイオン登山道 

大座礼山の登山口には「ブナの老木を守る為に登山者へ土を袋に入れて根元にかけてやって下さい」という呼びかけと袋が用意され
ている。こんな趣旨に黙って通り過ぎる登山者はいない。登山道は最初は結構キツい登りが続く。ブナにかける土をたくさん詰めてきた
ので結構バテました。でも沢などを折り返す登山道にはウバユリや山アジサイが咲いて退屈しません。尾根の三叉路に一時間あまりで
到着。誰もいないので大きな石に腰掛けて昼食を取る。すると上から男の人が下りてきて「すぐ上にブナの木がありますよ」と教えてくれる。
 もうすこし昼食ガマンするんだった!

   
  山アジサイと谷川              尾根の三叉路から頂上へ

そこからブナの巨木林までも結構急坂であったが、ブナの木との対面が楽しみでドンドン登っていく。ありました! へえ〜 聞きしに勝る
立派なブナの巨木だ!

     
最初に挨拶ブナ老木  老大木の根元に土を撒く もっと持って来るんだった

    
       緑一色の世界にたたずむ ブナの巨木

  
  ブナの苔むした大木         砂を撒いたお礼にちょっといだかれる

     

ここからの尾根道は雨がちな天候のせいでぬかるみで大変だった。ブナの尾根道を抜けると初老男女4−5人の登山者が下りてくる。
後ろからは若い男3人連れもやってくる。やはりこのブナの木に感激している。

 
   大座礼山山頂             山頂に咲くウマノアシガタ

山頂には高知から酒飲みが大勢きており、この雨の降る日にこれから西条のビール工場へ行って出来たてのビールを皆で飲むらしい。
その為にわざわざ高知から汗をかきにこの山へ登って来たと言う。健全な酒飲みがいるものだ。山頂からの眺めがいいらしいが生憎の
雨と霧で、二つ岳が少しの間綺麗に見えただけだった。

     
           霧の大座礼山登山道

   
         霧の大座礼山 下山道風景

こちらも一目散に下山。時間があったので帰りに筏津山荘の裏に植えられている見事なキレンゲショウマを見に行って満足の大座礼山
日帰り登山となりました。

     
        筏津荘  キレンゲショウマ



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