猪尻山 (五色台) 高松市国分寺町
カシミールソフトを使った GPSトラック・ログ図
(国土交通省 地図使用承認番号 平15総使、第634号)
猪尻山直登登山口ー猪尻山三角点ー猪尻山山頂(桜の木山頂)−ショートカット藪ー
四国の道ー国分寺登山口 合計 70分
三角点山頂 439m (国分寺町への展望良し、三角点はまるでお墓の様です)
桜の木山頂 483m (五色台最高点、立地条件 最悪)
五色台は麓の国分寺(80番札所)と中腹にある白峰寺(81番札所)と根来寺(82番札所)を擁してこの三つの寺を結ぶ遍路道を
古来から歩き親しまれてきた場所である
ここには一応名前を持っている山がある。でも、それは溶岩台地の少しばかり高いピークというものでその殆どが探すのでさえ
厄介なものである。
五色台の最高点は一応形式的には「大平山」478.9mとなっているが、実際の最高点はこの猪尻山 483mである。
平成17年1月10日 国分寺町が高松市に合併されるのを期に袋山から五色台を蓮光寺山まで境界線をぐるっと歩いた。
その時にも猪尻山を通過したのであるが、郷土の登山家泉保氏の著書に山頂標識らしきものは無いとあったのでこの山頂
は素通りしていた。
その後、あるサイトで猪尻山の山頂標識が紹介されていたので確認に行った事があったが、それ以来こんなしょうもない山
の事は忘れていた。
白い岩がある場所に猪尻山登山口がある 右上の山塊が猪尻山
平成19年干支がイノシシとなり、猪がつく干支の山は四国ではこの「猪尻山」しか無い事が国土交通省のHPに載っていた。
こうなりゃ国分寺町住民としてはこの山を紹介しない訳にはいかない。
80番札所「国分寺」から少し東へ行った信号を南へ入ると四国の道への入口がある。ここに車を停めて山際に続く舗装道路
を少し歩くと猪尻山「直登コース登山口」がある
白い岩盤に鉄の網を被せているのですぐわかる。小さな標識も立っている。
四国の道 国分寺登山口 猪尻山 直登コース登山口
最初は小振りの松の間を抜けていく。道は明瞭でテープも数多くあるのでわかりやすい所々に岩があるので振り返ると鷲ノ山と
国分寺町が見える。小さな樹木や草が多くなり、坂も次第に急になる。 五合目と松に標識が架けられている場所には岩棚が
あり、ここからの展望がすこぶる良い。眼下に春日神社の裏にある大禿山(おおかむろやま)が見える。
更に8合目の標識にかけて道は急峻となり、岩場と急坂部の2箇所にはロープが敷設されている。
松の木が生えた岩棚より猪尻山 前半は背丈の低い松が多い
次第に潅木が多くなる 傾斜はずっと急だが踏み跡ははっきりしている
飯野山にもこんな賽の河原があったわい 五合目の岩盤にはロープが敷設
傾斜が緩やかになると尾根部が近い。比較的小さな電波塔の左手にまるでお墓の様な三角点標識がある。南側の見晴らしは
大変良く国分寺町全体が見渡せる。でも山頂としての達成感、爽快な気分は決して味わえない。
急な坂にはもう一ヶ所ロープあり 八合目標識と展望所あり
山頂付近になると緩やかになる 猪尻山 三角点山頂 ショボイ〜
ここから五色台ゴルフクラブの跡地を右に見ながらアスファルト道路を北側に少し進むとクラブハウス跡の広い駐車場へ出る。
道なりにこの道を右にカーブしてちょっとした坂を上がると左手に幹が8っくらいに分かれたヤマタノオロチ桜があり、これに猪尻山
山頂標識が架けられている。ここが五色台の最高点だ。何とも爽快さのない山頂だこと。
三角点からゴルフ場跡を抜ける(振り返った図)と クラブハウス跡に出て更に進む
五色台道路へ出るまでのわき道に桜の木が ここが猪尻山 山頂〜
道路に出るとここが立ち入り禁止場所だと・・・ ゴルフ場跡に引き返しアンテナまで進む
さて、ここからどう進むかが思案のしどころとなる。
1)そのまま歩道道路を歩き、右手に運輸省の航空レーダー(円盤型)を見ながら立ち入り禁止の立て札を立ち出する (これが
一番無難)
2)先ほどのクラブハウス跡を過ぎて道が少し上がって行く場所を良く見ると左手に車道カーブに出るショートカット道があるが
ちょっとっわかりづらい。
3)倶楽部ハウス跡をもっと引き返して、すぐ右手に見える高い電波塔から国分寺遍路道近くの車道カーブまで藪の斜面を下りる。
(これがちょっとした冒険気分)
さて、猪尻山だけではちょっと物足りないので、1)の安全ルートで車道に出た後、アスファルトの車道を更に北に歩くと、左手に
四国電力の電波塔があり、ここを入ると大平山(478.7m)への登山道(?)がある。テープに導かれて3分くらい藪に入るとこれ
またとってつけたような大平山の三角点山頂がある。山頂と行ってもピンと来ない場所だ。
四国電力電波塔 この奥左手へ 大平山の山頂(?) どこがじゃ 藪の平地じゃん
ついでにもう一つ北側の海上保安部の電波塔にも入ってみよう。この左奥には昔の郡境石塚がある。ここも話しのタネに訪ねる
だけの場所でもある。泉保安夫さんの著書の中にここは崇徳上皇ゆかりの「那是(なぜ)が峰」とある。
海上保安部の電波塔の左奥へ入ってみよう 郡境石塚がある
その後 3)のゴルフクラブ跡地へ戻り、近くの電波塔から藪の中をショートカットして四国の道合流点近くのカーブまで下りる。
ここには踏み後もテープもなくちょっとした冒険とイバラ攻撃の洗礼を受ける。あまり左に下がると岩場があり藪が酷い。右へ
行き過ぎると舗装道路のフェンスがあり出られない。国分台の藪樹海は四方八方同じ景色の為方角が分からなくなるから要注意だ。
ショートカットコースから国分台を見る このコーナーに下りてくる
舗装道路を少し下って四国の道クロスポイントまで進む。ここからは広くて整備された「へんろ転がし」と言われる急坂を
小走りに下る。第二の故郷「国分寺盆地」が見渡されのどかで爽快な気持ちにさせてくれる。
四国の道 合流点からパラボラアンテナを見る 四国の)道 こちらは十九丁へ続く
見晴らし所におられるお大師さん 休憩所
まるで我拝師山からの風景とそっくり
左手前 大禿(おおかむろ)山 奥左 火ノ山 奥右 鷲ノ山
整備された遍路ころがし 国分台の東端は岩が切り立っている
四国の道、国分寺登山口の近くには沢を渡った所に石鎚神社がある。ようわからんけど石鎚神社から勧請された分家
の神様が四国中祭られている。どうやっておすそ分けしてもらうんだろうか?
ず〜〜と広い道が続く 沢を渡って石鎚神社に寄り道
一応鎖場もあります 石鎚神社への沢 (ほぼ涸れている)
国分寺遍路道のスタートでもあるこの辺りは良く整備されていて塵など一つも落ちていない。遍路道の脇には猪尻山の
登山口にあったような白い岩盤がむき出しになっている。これは凝灰角礫岩(ぎょうかいかくれきがん)呼ばれているもの
で、役1,000万年前の溶岩のかけらと火山灰が固まったものらしい。柔らかくて加工しやすく、又火に強いので灯篭や茶釜
の炉の石材に利用されているものだ。
ゴールが近い 出発点近くにはトイレもある
猪尻山登山口と同じ様な白い岩場 四国の道 出発点近く 右上は猪尻山
という訳で国分寺住民として図らずも「猪尻山」(いのしりやま)をレポートしてしまいました。でも決してお勧めは
しないよ
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