国分寺の山々  南部編


鷲ノ山ー火ノ山 (3時間半)

北部編に辛酸をなめつつも何とか完走した。その勢いをかって南部縦走編に突入。平成17年1231日皆が大掃除に
忙しい大晦日に結構肩身の狭い思いで決行。

この国分寺町南部を取り巻く山は比較的ポピュラーで火ノ山以外はインターネットでもそこそこの紹介HPがある。
ここではあまり紹介されていない縦走路をメインにご紹介する事にしましょう



平成171231日  鷲ノ山ー火ノ山 カシミールソフトによるGPSトラック・ログ 
 (国土交通省 地図使用承認番号 平15総使、第634号)


「鷲ノ山」縦走 322.4m


鷲ノ山 全体写真 (伽藍山より撮影)

鷲ノ山縦走は北側登山口から始めるのが基本。南側は藪が凄い上に急坂ときている。国道11号線関の池近くに「レスト
ラン鹿」があるのでこの近辺から歩くのが良いでしょう。明善短大跡地の北側を進むと大きな照明塔みたいな物があり、
ここから尾根の北端部に取り付く。心配ない!道はちゃんとありますよ。


 
北側の照明設備の様な鉄塔が目印    振り返ると蓮光寺山が見える

鷲ノ山山塊は北側に若い女性のようにくびれがあって、その北端には烏帽子のような形をした249.9mの三角点
ピークがある。途中に鉄塔近くを通過するので、どこから登ってもこの鉄塔を目標にすると間違いない!


 
鷲ノ山 北側縦走登山口          細尾根に上がると道がはっきりしている

 
鉄塔横を通過する                少し荒れた坂道を登る

すこし倒木などで荒れた斜面を登ると羊歯(しだ)と潅木が多くなり、程なく三角点に着く。山頂は南西方面に少し
長い。しばらく平坦なピークを歩くと急に絶壁のような下り斜面になり、鷲峰寺(じゅうぶじ)からの正規の登山道
がある「尾根のくびれ」に向かって急降下する。この斜面は高度感があり、府中湖方面の眺めが良い


 
羊歯(しだ)の多い登り坂          249.9mピーク 三角点


    府中湖  右側に飯野山と城山(きやま)

 
      坂出方面                 鷲峰寺への分岐

鞍部に下りると直ぐ、鷲峰寺からの比較的広いと登山道と交差する。そこから少し進むと登り坂にさしかかり2体の
お地蔵様がある。以前REIKOさんところの殿下とイオン(犬)に会った場所だ。ここから目指す鷲ノ山は
4つ目
のピークになる。2つ目と
3つ目のピークが結構急な登りだ

 
先日 殿下とイオンに会ったお地蔵さん  急坂を上がる

 
鷲ノ山 三角点ピークはまだ先       249.9mピークを振り返る


249.9mピーク 国分寺の町 奥に 五色台、勝賀山     袋山

鷲ノ山三角点へのピーク手前は樹木が薄い場所があり、第二の故郷 国分寺町、府中湖方面などを見渡せるすが
すがしい場所だ。しばらく尾根を歩くと讃岐の里山の特徴「安山岩の岩場」がある。


ここを登ると又、東側が見晴らしの良い場所にでてしばらく国分寺の町を見下ろす。何の因果かここに居を構える
事になった、ちっぽけだが誰もが体験する人生の絢(あや)の不思議を感じる。


   
飯野山、府中湖 と 城山(きやま)     ゴジラの背中 安山岩が露出している


わが町 国分寺町 平成181月10日で高松市になった

そのまま進むと祠があるピークに着く。三角点へはもうすこし南へ進まないといけないが、ここも立派な
鷲ノ山山頂である。

三角点のある山頂はこの山塊の南端にあるので、鷲峰寺から登ってもそこそこの山歩きを体験できる。

 
    祠があるピーク            さらに進むとミニ鯨石が

 
  鷲ノ山 三角点 山頂        左は東に振る出っ張りを経由して石船池へ
                    右は南側の境界尾根へ続く どちらも藪道

いつもはこの三角点から東に伸びたおでこを経由して南東側の支尾根へ下りて行く藪道(テープがある)を
使っているが、今日は境界線を忠実に真南に下りていく。クレー射撃場の西側尾根に向かっていくのだ。


最初は少し踏み跡があったが次第に無くなり藪となる。藪の薄い所を選びながら尾根を下る。藪の濃さは橘池
の南にある石船池横に下りる道よりはマシかもしれない。今日もクレー射撃の音がこだまして、流れ弾が飛ん
で来ないか根拠の無い心配をしてしまう。


 
南に伸びる境界へ向かう(藪道)     ひどいイバラ、スズタケ、潅木の藪だ

この支尾根の最初はあまり地形が鋭くないので、藪中での方向取りに気をつけて、池を右に見る細尾根に向かう。
藪を下り切ると丸い石の玉を置いた変わった祠があった。興味深い祠だ。荒れてはいるが広い道を進むと高速
道路の側道に出た。


 
石柱と丸い石の玉が祀られている    ここから藪が急に薄くなりホッとする


細長い尾根を池の横を通って道に出る 高速道路の側道へ出た さあ火ノ山へ


「火ノ山」 246.9m 探検

次なる目標「火ノ山」に向かう。この山は先に歩いた「鷲ノ山」やこれから行く「堂山・六ッ目山」に比べて
マイナーでインターネットで検索してもあまり参考になるサイト記事は少ない。特に尾根歩きに関しては皆無
といってよいだろう。こういう所を歩く楽しさ、嬉しさは最高だ。


境界線が始まる西側の「とかめ工業団地」へ進む。工業団地付近に沢部があったので、そこを入る。南側の
ピークに鉄塔があったのでここまで藪を歩いて上がってみる。途中には道はない。ひどいヤブコギにヘキヘキ
しながら鉄塔にたどり着くと、鉄塔巡回路が元来た方角に下がっている。これを伝って振出まで戻ってみる。


 
石舟池を渡る高速道路 奥は鷲ノ山   とかめ工業団地に這い上がる

 
とかめ工業団地の裏 ここがキーポイント   沢があったのでここから取り付く
(この先から左へUターンして側道を下りていくと鉄塔巡回路があったのだが・・・)

 
ひどい羊歯(しだ)の藪          鉄塔に上がりつき、逆に山を下りてみる 

すると先ほど沢部に取り付いた逆方向の側道を少し下りた場所に帰り着いた。な〜んだ。こんどは又その鉄塔巡回路
を利用して、境界線付近で尾根に取り付く。この尾根もひどい藪と羊歯(しだ)に悩まされながら結構急な坂を上がる
。高速道路や鷲ノ山、十瓶山、工業団地が良く見える。この山は羊歯(しだ)が大いのが特徴だ。羊歯(しだ)の
藪は下りは良いが、登りは非常に手こずる。


振り出しからスタート  とかめ工業団地裏より

 
とかめ工業団地裏から側道へ下がる  20mくらい下がると右側に鉄塔巡回路が


 
鉄塔巡回路の入り口            途中から尾根に取り付くとひどい藪

 
道は無いが眺めがいい尾根        尾根道に合流した テープあり
十瓶山と運動公園  とかめ工業団地

少し平坦部に上がりついたので、薄暗い樹林帯の中でうがいをしてリンゴをかじる。登山道が尾根近く
にあれば、東に進んでいればぶち当たる。予想通り休憩場所のすぐ横にそれがあった。もうこの道を調べ
に下がる時間がないので、火ノ山山頂へ向かう。


斜めに傾いた倒木の向こうに「火ノ山」山頂を現す札と三角点があった。確かに面白みの少ない山ではある。
南側に登山道は続いているが、尾根の方角を探していると会社から携帯電話が鳴って仕事が出来、至急出勤
となった。仕方ない、ヤクザな渡世に身を置いたオイラが悪いのさ。諦めて南へ続く登山道を下りる事にする。


 
         火ノ山 山頂三角点

 
南側の縁に出ると大岩があった      やはり羊歯(しだ)の多い下山道

十瓶山を右に見ながら山頂から南に突き出た尾根を下りていく。スズタケや羊歯(しだ)が生えてはいるが立派
な登山道だ。ほぼ下り切るとここにも大きな山の神が祀られていた。そこから竹やぶを歩くと向こうが明るく開
けてきて、猛烈な家畜のニオイがし日原の養鶏場に下り立った。



ほぼ傾斜を下り切ると山ノ神の祠がある  竹やぶの向こうが下山口

 
下山口は段になっている        日原の広い養鶏場を通って国道32号線へ



国分寺の山々 南部編
火ノ山ー挿頭(かざし)山ー堂山ー六ッ目山ー伽藍山ー狭箱(はざこ)山



平成181月8日 火ノ山ー挿頭(かざし)山ー堂山ー六ッ目山ー伽藍山ー狭箱(はざこ)山
カシミールソフトによるGPSトラック・ログ  (国土交通省 地図使用承認番号 平15総使、第634号)

火ノ山 246.9mー おまけの挿頭(かざし)山 134.2m 縦走 2時間


   挿頭(かざし)山                         火ノ山

前回時間をかけて火ノ山の西側を歩けたので土地勘が出来た。今日(1月8日)は火ノ山の北側に延びた稜線から
縦走を試みる事にする。橘池のグランド奥にある野外コンサート広場から奥に遊歩道が伸びていて、そこに縦走
登山口がある事をインターネットで調べる。予想通り登山口はあった。すぐ上に展望の岩場があり、そこまでは
踏み跡もしっかりしていた。


 
橘池運動公園の東山麓にある遊歩道 遊歩道を上がると途中から登山道がある

 
登山口から羊歯の生い茂る坂を登る  展望所近くに沢山の巨石がある

 
展望台までは踏み跡がしっかりしている  展望所 高速道路と石船池

そこから羊歯(しだ)や潅木に覆われた尾根登山道を山頂三角点まで進む。さあ、これから東へ伸びた尾根の縦走が
始まる。


 
羊歯(シダ)に雪がかかりズボンを濡らす  火ノ山山頂 三角点

最初は少し踏み跡があるような尾根を拾う事が出来た。地図で見るとその向こうで北側にあるピークをかすめて境界線
が伸びている。また猛烈な藪に突入してピークに一旦上がるべきか思案していると、テープが現れ急に進行方向から右
に折れ曲がっている。



お〜境界杭があるぞ              尾根はイバラの藪道

 
かざし山方面 (南側が覗く)      巨石 正面に堂山が見えたので右に調整

南に支尾根があるのでそちらへの下山道かと磁石を出して方角を確認するが、2つ共それぞれ別な方角を示している。
何か磁場があるようだ。仕方なくGPSを出して位置を確認し東に向かう尾根に進むルートをチェックすると、やはり
右に曲がる方向で合っていた。


 
ともすれば北側に振れそうになる      スペースが十分ある藪道

このあともう一度、右に曲がる場所を真っ直ぐ過ぎてしまい修正する。尾根には確かに踏み跡があった。でも最後の
最後で踏み跡を辿ったばっかりに尾根を少し外して下山してしまったのが残念だった。


 
境界杭が見えるとホッとする      尾根道を下る (境界をここで外した様だ)

 
ミカン畑の横を抜けると神社があった   更に下ると舗装道路に出た

火ノ山の登山道 (登山口は二つある)
北側はタチバナ池の運動公園奥の遊歩道を入ると登山口があります。
南側は日原の養鶏場の西側、竹やぶから登山口があります
両者の登山道は山頂を挟んで繋がっています。

挿頭(かざし)山 134.2m

火ノ山から挿頭(かざし)山へ向かう国道32号線の峠に立つと、この二つの山は一つの山塊だとわかる。二つの山に
見られる切り通しと道路工事によって人工的に分断されたのだ。だから火ノ山の縦走は挿頭(かざし)山をもって
完結されなければならない。



堂山から見ると挿頭(かざし)山(左)は火ノ山の続きである事がわかる

国道32号線沿いの団地がある切り通しから取り付こうと、団地の石垣をよじ登るが尾根部へは家宅侵入をしなければ
いけない事がわかった。団地を真っ直ぐ進んで突き当たりから直接得意の藪コギで登ることにする。


 
挿頭(かざし)山への取り付き部      団地の突き当たりから登る

 
山頂付近になると潅木も細くスペースがある 山頂南側にある電波塔への作業道

 
挿頭(かざし)山の三角点と祠        真東に向かって下りる事に

 
イバラが多いが大した藪ではない     最後は竹やぶとなる

 
里山登山口のキーワードはお墓      東側にあった西照寺

   
    東側の池から下りてきた挿頭(かざし)山に別れを告げる
       
堂山(302m)―六ッ目山(317m)―伽藍山(’216m)―狭箱山(158m)
(三時間半)


蓮光寺山手前からみた 狭箱山ー伽藍山ー六ッ目山ー堂山の勢ぞろい姿

通常紹介されている堂山―六ッ目山の縦走コースは南側、西山崎町の「網敷天満宮」から砂防堤を経由する堂山
登山口が一般的だ。


今回は境界線を辿るので一番遠い西側から取り付く事にしている。地図でみると、その取り付きは国道32号線
バイパス岡本地区坂折の峠付近になる。堂山山頂まではまだ距離があり藪こぎを覚悟して挿頭(かざし)山から昔、
ジョギングで御馴染の峠まで歩く


峠部から見える鉄塔の電線に沿って尾根を伝うつもりで行くと、何と立派な鉄塔巡回路があり、この入口に「堂山 
岡本登山口
」の標識がある。ラッキー!


 
 32号線岡本近くの切り通し「坂折」    32号線沿いから左に上がる作業道

 
堂山 岡本登山口の標識がある      鉄塔巡回路を利用した登山道

最初は急な坂だが次第になだらかで快適な道だ。目指す緑豊な堂山の山塊が見え、植林地帯を進むと楽しそうに
歩かれている4―5人の年配者とすれ違った。時間をお伺いすると12時との事。ちょっと朝のスタートが遅す
ぎたか。


 
   植林地帯を登る             尾根部に上がると鉄塔がある

樹木の生い茂った少し急な坂を上がると右手に鉄塔がある尾根部に出た。まっすぐ進めば竜宮王の三角点展望台。
左に折れれば六ッ目山への縦走路が続く。一旦縦走路の坂を上がって確認の後、引き返して展望所へ。



網敷天満宮への登山道分岐        274m 三角点のある展望所

見晴らしを楽しんで縦走路へ戻ろうとすると、下から元気な子供とおばんちゃんが上がられてきた。あまりにもいい
雰囲気だったので写真を撮らせて頂く。おばあちゃんの足元を見ると立派なトレッキングシューズを履いており、
あちこちの山を歩かれている様子。私もいずれ孫を連れて里山を元気に歩きたいものだ。


 
おばあちゃんと孫の山遊び いいなあ〜      堂山縦走路

六ッ目山への縦走路は以前逆コースから里山シリーズで既に紹介している。歩行距離や場所が手軽な事もあって里山
縦走の人気スポットになっているらしく、色んなテープがこれでもかと木に残されている。この縦走路の主みたいな
人がいて、親切に道の見取り図も要所に取り付けられていた。


 
電波中継塔のある堂山山頂       蔦にからまった木が多い

 
堂山 山頂標識                堂山山頂

 
   テープが沢山ありすぎる     道しるべの標識も要所に取り付けれれている 

 
テープを剥いでみると木が傷んでいる   テープはもう少し上品にお願いしたい

この縦走路は地図を出して確認せずに歩いたので、堂山から六ッ目山への美しい「クスノキの森」を小鳥の囀りを聞き
ながら通過したのだが、後で確認すると境界部は少し北側を通っていた。


     
        大好きなクスノキの森

六ッ目山の急坂を登っていると上から声を出しながら男性が下りてきた。鉄砲の音がするのでイノシシと間違われな
い様に大きな声を出したのだと言う。「それは鷲ノ山にあるクレー射撃場からの音です」と言うと安心された。


お話を伺うと何と奈良県から来られたと言う。つい「どうしてこんな所まで?」って質問してしまった。どうも雪山
が苦手らしくこの時期JRの特割切符を利用して四国の里山を歩かれるという。翌日は善通寺五岳へ行くらしい。
うどんと言い里山といい讃岐は不思議な異邦人に会える国だ。


 
やはり木を傷つけているテープ      堂山を振り返る

 
奈良からはるばる香川の里山に?   六ッ目山 山頂付近

六ッ目山山頂へ上がって思案する。境界方面は相当なヤブ漕ぎを覚悟しなければならない。娘がもうすぐ孫を
連れて凱旋してくる。ここは登山道を使うことにする。


 
六ッ目山 山頂               案内図に従って登山道を下りる

急坂を駆け下りて鉄塔巡回路に合流し、高速道路側に下りて次の目的地、伽藍山へ向かう。境界を外れたのが
ちょっと心残りだ。


 
鉄塔巡回路に合流地点           鉄塔巡回路を高速道路の側道へ

 
下山口から鉄塔付近を見上げる     高速道路の陸橋を渡り、伽藍山へ

六ッ目山と伽藍山の間には高松道(高速道路)と県道「三木・国分寺線」が東西に走っている。高速の上に掛かる
陸橋を渡り県道へ下り、峠に向かう。いつもの犬に吼えられながら峠を少し下りると右側に「伽藍山」登山口が
斜めに切れ上がっている。


 
県道三木・国分寺沿いにある伽藍山登山口  尾根部に上がると広い道になる

すこし坂を上がると尾根部になり、天平時代の行基に縁起を持つ「青光山・萬灯寺」奥の院がある。この手前を
右の尾根に上がると石仏が並んだ岩場があり、国分寺町の展望が開ける。


 

 
高速道路、火ノ山、国分寺町、鷲ノ山   不動明王が祭られた岩場

更に右側に分け入ると岩場を登る道がある。狭くて急な岩場だが足場が岩に穿かれて、ロープもあり身軽な人で
あれば問題なく上がれる。ここを登ると伊予の「石鎚山大権現」の分霊が祭られている。やはりここも修験の山だ。


 
岩場への上り口 足場が岩に削られている 岩壁を斜めに付けられた道


    石鎚山大権現の分霊が祭られている

ここを左に巻くと細長い伽藍山山頂に到達。左手に正規の登山道が見える。

 
伽藍山 山頂の祠              伽藍山 三角点

狭箱(はざこ)山」へはこの山頂を抜けてクヌギなどの木を掴みながら適当に下りていく。
鞍部にはミカン畑から伸びた畑があり、菊の花が植えられていた。その貯水タンクなどがある私有地を横切って
明るい狭箱山へはあっという間だ。


 
少し低い狭箱(はざこ)山が北東に見える  雑木林を適当に下りていく

 
狭箱(はざこ)山への鞍部へ下りる     ミカン畑の脇を通る


農家の畑に植えられていたキク科の花と 御厩池

山頂から北側は標高の割りにすこぶる展望がよく、ちょっとした岩場などがあり気持ちが良い。国分寺の北部の山々、
袋山―五色台―国分台―蓮光寺山が一望できる。又 鷲ノ山も眺める事が出来た。 


   
     狭箱(はざこ)山の山頂  正面は五色台

   
     岩場から今回の縦走スタート地点 袋山を見る

 自分が歩いた山々を前にした岩場に立ち、愛媛の新居浜に生を受けて、今 暮らしているここ讃岐の国分寺町を
しみじみ眺めながらそんな自分の運命について感傷に浸る。


 
五色台方面と国分寺町           蓮光寺山、国分台と国分寺町

ふと我に返る。そうや そろそろ娘が孫を連れて病院から帰っている頃や。眼下に見える国道11号線に向けて
岩場を下り、斜面を適当に歩いていく。


 
岩場から北に向かって適当に下りる    まだ雪が残っている斜面  

雪がまだ残っている斜面を更に下って道に下りつくと本津川にかかる橋があり「はざこばし」とあった。国道沿い
にある無人金融設備の駐車場に停めてあった車で家に帰り着き入浴後孫と体面する。


 
はざこ橋を渡って国道11号線へ歩く   はざこ橋から狭箱(はざこ)山を振り返る

国分寺町は平成181月10日に高松市に編入された。その前、長年親しんだ「綾歌郡国分寺町」を偲び、新たな
出発を祝福すべき今回の国分寺町を囲む山々を巡るプロジェクト
Kはここに無事終了した。





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