郷愁を誘うもの それは 古里の親、山や川の風景、 新居浜人の場合もう一つあります。秋祭りの「太鼓台」です。 太鼓と笛の音
「そーりゃせいじゃ ドン・デン・ドン ピーッピ〜」のリズムなのです。
太鼓台とエントツ山と串ヶ峰 (新居浜新田橋にて)
困ったことに新居浜祭りは10月16日、17日18日と昭和41年から統一され、曜日は関係ありません。新居浜で育った人ならば何処
にいようとこの時期、空耳のように太鼓の音が聞こえてきます。県外の隠れ新居浜人としてはこの時期休暇の理由を考えるのに非常に
頭を悩ませます。 私は毎年、息子や娘と共に10月15日夜、新居浜の実家に帰り翌朝の「太鼓の山登り」を見てから高松の会社に出勤するのが
恒例行事となっております。実家の裏山には内宮神社があり上部地区太鼓台の氏神様です。朝三時過ぎに花火が打ちあがり、しばら
くすると太鼓の音と掛け声が暗闇から波のように寄せてきます。そう、宮参り の始まりです。
国領川沿い、角野小学校横に神社への境内参道があり、そこから 2.5トンもの太鼓台を山腹にある内宮神社まで200人がかりで
かいて(かついで)登っていくのです。私はこの宮参りが一番好きで毎年これを見た後香川県へ帰り出勤します。
朝4時過ぎに別子鉱山鉄道跡を走って行った時には一台(北内)は既に上がった後で、あと3台を見物。途中で力尽き、落として、また
かいてと、見る方も力が入り結構疲れます。私の甥も神戸から喜光地太鼓台の外人部隊で参加しております。ここからは「おいわさん」
もまっさおの同じような写真のオンパレードだ〜〜!
新田太鼓台がやってくる (4時すぎ) 力強い掛け声とともに登って行く
我が中筋太鼓台はすこし重いので大変だ でも何とか頑張って登っていった。
喜光地ヤンキー部隊も性根が入っている。これは去年の北内(不公平だから)
これが「新居浜太鼓台の山登り」 なのです
兄貴は東京から毎年帰ってくる 84歳になる親父も朝からソワソワ どんな会社じゃ?! 私の娘と一緒にやって来た。
今年は翌日運良く休みを貰えたので例年見ることの出来なかったエントツ山の麓(ふもと) 「山根運動公園」での統一かきくらべもついでに取材致しました。
エントツ山と太鼓台 観衆もすごい数ですねえ
萩生(はぎゅう)の太鼓もいるぞ 何台いるか それが難題だ(のんびり山歩流)
もうこれくらい太鼓台のサービスをすれば出稼ぎ新居浜人としての私の任務は果たせただろう 9月半ばから週末、赤石の山々で耳にする太鼓の音はこの練習だったのです。
今年帰郷が叶わなかった県外新居浜人の方々、来年の祭りには皆様是非ともお帰り下さい
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